[blender]オブジェクトの統合で片方だけUVが消えるのを回避するには？

blenderで３Dモデルを作成中に極稀に起きてしまう「オブジェクトの統合をすると合成した片方のUVだけが消えてしまいました。」という困った現象を回避する方法です。
この現象はUVの付いた別のモデルをインポートさせて統合すると良く起きます。

モデルの改造を行う初心者なら恐らく一度はハマる内容ではないかと思うのですが、残念ながらググっても真面な解答が出てこなかった（または回避方法が難解である）ので記事にする事にしました。

ただし、この方法で回避できない事も有るので似たような現象でも内容が少しでも違う場合は回避できません。他の方法をお試しください。

※オブジェクトを統合する前の状態に戻せない場合はこの方法は使えません。違う方法を探してください。

blender自体にはこの辺りのバグは無いようなのでオブジェクトを統合するとUVの情報はちゃんと統合されています。モデルが白くなってしまった部分もUVマップを切り替えたら表示が入れ替わってUVが見えるようになります。この後に「ベイク」でUVを合わせるという事が出来るそうです。

、、、が、「ベイク」のやり方を知ってる人はそもそもこのページには来ないので初心者でも簡単に回避できる方法を紹介します。

各項目についての説明は省きます。ここでは操作方法と手順だけを解説します。
まず、パネルの「プロパティ」を開いてください。

blenderを起動した時には最初から画面に出ていますが、閉じてしまって見当たらない場合はメニューからプロパティを呼び出してください。（下の画像参照）

次に「プロパティ」の「ヘッダー」から「オブジェクトデータ」のタブを選択し「UVマップ」の項目を開きます。（下の画像参照）

統合したいオブジェクトの「UVマップ」の名前を全部同じものにします。

（UVマップが既に複数ある場合はこのpageにある方法は使えません。）

UVが消えずに統合されると思います。

もしも挙動がおかしい場合はマテリアルを設定しなおしましょう。改善されるかもしれません。

統合する前に保存を忘れずに行っておきましょう。

統合するオブジェクトにシェイプキーがある場合は色んな現象が起きるのでこの方法では無理かもしれません。

もしもこの内容でようやく解決できたというラッキーな方は今後のためにも「ベイク」の使い方を勉強する事をお勧めします。