[WallpaperEngine]動く壁紙の作り方

WallpaperEngineで動く壁紙の作り方

「WallpaperEngine」を手に入れたので少し遊んでみようと思います。
動く壁紙にできる「WallpaperEngine」というソフトには自分で壁紙を作れる機能が付いています。
今回はできれば何か作りたいので、使い方など調べた内容を書き留めておきます。
※メモのような内容も含みます。

「WallpaperEngine」とは?

「WallpaperEngine」とはWindows専用の動く壁紙アプリです。手元にある画像や動画のみならずYoutube動画まで壁紙にできる優れモノです。エディターも付いているので自分で作る事もできます。作った壁紙データはSteamにアップロードする事も出来て世界中のユーザー達と共有することが出来ます。
※詳細は以下の記事もご参照ください。
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[Wallpaper Engine][Unity]近未来的な動く壁紙が話題沸騰中

はじめに

「WallpaperEngine」はSteamから壁紙のデータをダウンロードすれば自分で作らなくてもお気に入りの動く壁紙を手に入れることが出来ます。
しかしダウンロードできる物は動画を設定したものが多く、3Dモデルを使用した壁紙は少ないです。
「WallpaperEngine」は動画や3Dモデルを壁紙のデータとして使うことが出来ますが、見た目としてはどちらでも変わらないと言えます。ただし動画は再生のためにPCのメモリを大量に必要とするので、例えばプロモーションビデオやアニメのオープニングなど動きが激しい物を高画質な4Kで壁紙とかにすると他の作業に影響が出る事も有り得るでしょう。しかもPCの動作そのものが重たい(動きが遅い)状態にもなりかねません。もちろん3Dもプロが作ったようなポリゴン数が多いハイエンドクラスの3Dモデルを使用するなど極端な事をすれば同じ事になりますが、3Dモデルはグラフィックボードに計算処理の大部分を任せられる事もあり、画質の割にはCPUの負荷だけで見ると動きの軽い壁紙を作ることが出来ます。

壁紙データのバックアップ

「WallpaperEngine」のインストールフォルダに壁紙データがあります。
 projects フォルダのmyprojectsの中に「WallpaperEngine」用にダウンロードした壁紙データや自作の壁紙データが入ります。壁紙のデータをバックアップしておきたい場合はprojects フォルダごとバックアップしておくと確実です。
 projects フォルダに入れたらソフト側が読み込んで表示してくれる仕組みですのでバックアップを戻す時はコピーするだけです。

defaultprojectsとtemplatesのフォルダには3Dモデルを使った壁紙が最初から数点入っています。壁紙のデータはJsonを使っていますが中はプログラムというより設定ファイルです。ほぼ3Dモデルとtextureしか入っていないデータなので「WallpaperEngine」に3Dモデルを表示する機能が備わっていると推測できます。
どうやら「WallpaperEngine」の engine にあたる機能はこの事のようです。

エディターを使う

エディターを使用すれば自作の壁紙が作成できます。
「WallpaperEngine」のサブメニュー(windowsタスクバーから「WallpaperEngine」のアイコンを右クリック)から壁紙作成を選びます。
画面に「ようこそ」と表示されたウィンドウが出てきますので、作りたい壁紙の種類を選びます。各項目の詳細は以下に示します。

新規ビデオ壁紙

「新規ビデオ壁紙」を選択した場合に表示されるウィンドウです。
プロジェクト名は壁紙データの名前になります。「WallpaperEngine」で壁紙を変える際にも表示されるので分かりやすい物が好ましいですが、後から変える事も出来ます。
壁紙の設定をする場合は予め動画を用意した上で、「インポートボタン」をクリックして目的の動画を選んだら「OK」を押してください。
「新規ビデオ壁紙」のウィンドウが閉じたら、左上の[ファイル]から[セーブ]を選べば壁紙の保存ができます。
正常に保存が終了したら「壁紙変更」の一覧に表示されます。

注意!
OKを押すとプレビュー画面が出て動画が自動再生されます。プレビューに
は停止ボタンがありません。音のある動画を設定した場合は周囲の迷惑にならないよう気を付けましょう。

新規シーン壁紙

「新規シーン壁紙」では2Dまたは3Dの壁紙が作れます。2Dは画像ファイルを使った壁紙で波紋のアニメーションなどを加えて表示してくれます。3Dは3Dモデルデータを使った壁紙でblenderなどで作った3Dモデルがそのまま使えます。
仕様として、カメラの位置や動きは複数作れますが、表示するモデルや画像ファイルはひとつだけになります。
2Dの場合は用意した画像の全体か画像の一部分を表示してパンするといった感じになるので、壁紙が切り替わるように見せるには複数の画像を1枚の大きな画像として繋ぎ合わせて表示させていくようにすると良いです。
3Dの場合も表示できるファイルは1個なので、複数のモデルを1つのファイルに統合できれば可能です。